転職ガイド-職務経歴書の書き方徹底解説!-サンプル:事務
職務経歴書の書き方見本&押さえておくべきポイント
事務の職務経歴書の書き方ポイント
身につけたスキルをどのように活かせるのか?をアピール
一言で「事務」と言っても、会社によって、その業務はさまざま。独自の業務も多く『自分が今までやってきたことは、他の会社では活かせないかも?』と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
事務の職務経歴書の書き方の最大のポイントは「どんな業務をやってきたか」よりも、「その業務を通じて、どんな知識・スキルが身についたのか?」と、さらに一歩踏み込んで「そのスキルを(応募する会社で)どのように活かせるのか?」をきちんとアピールすることです。
コミュニケーション力や対応力などヒューマンスキルを武器に
事務の仕事は、会社の中枢で基幹業務を担っていることがほとんどです。そのため他の部署からの急な依頼にも臨機応変に対応できる柔軟さや、業務を円滑に回せるコミュニケーション力など、『ヒューマンスキル』を高く評価されます。ヒューマンスキルのアピールには、客観的な事例(具体的なエピソード)をからめて記載していくのがよいでしょう。
ビジネスソフトは万能のスキル
Excel・Wordといったビジネスソフトは、事務に従事するのであれば、ほとんどの会社で必須と言っても過言ではありません。
実務未経験の方も、こういったビジネスソフトが多少でも使えるなら、採用のチャンスは大きく拡がります。
また、Excel・Wordなどは、MOSやExcel®(エクセル)表計算処理技能認定試験などいろんな資格がありますので、取得している方は忘れずに記載しましょう。
履歴書と職務経歴書、ポートフォリオをならべてチェック!
日付や職歴、資格など、履歴書・職務経歴書・ポートフォリオそれぞれに記載した内容が合っていることを確認しましょう。日付や就業期間の年月、取得した資格の名称が揃っていないなど、ちょっとしたミスは意外とあります。提出前に必ずチェックしてみてください。
職種ごとの職務経歴書サンプルはこちら!
職種別に職務経歴書のサンプルをご用意いたしました。書き方をチェックしてみてください。
職務経歴書には書き方に決まりはあるの?
職務経歴書の主な書式には「逆編年体形式/編年体形式」と「キャリア形式」があります。それぞれに、アピールできるポイントが異なるので、ご自身の経歴やスキル、応募先企業に合わせて最適な書式を選びましょう。
1もっとも一般的な書式なのは「逆編年体形式」
「逆編年体形式」は、直近の仕事から過去にさかのぼる形で従事した内容や実績などを記載する、もっとも一般的な書き方です。
「編年体形式」は、その逆で、過去から現在にいたる形で記載する書き方です。
いずれも、就業期間とその間に従事した業務と成果を同時に、かつ時系列で伝えられるため、経歴はもちろん、習得スピードや習熟度をアピールできます。
「逆編年体形式」で書くことで『いま・あなたが・どんなスキルを持っているのか』を素早く伝えることが可能です。企業の多くが即戦力を求めている中、素早く・的確に経験をアピールできるので、効果的です。
- 直近から過去にさかのぼって、時系列でその時々の業務内容を記載していく方法
- 習得スピードと習熟度、達成した成果を効果的に伝えることができる
2専門性をアピールできる「キャリア形式」
「キャリア形式」は、職務経験を業務内容やプロジェクト単位でまとめて記載する方法で、技術職などの専門性の高い職種に従事されていた方や、管理職の方などにおすすめの書き方です。
時系列にそって情報を書く「逆編年体形式」や「編年体形式」と違い、職務内容やプロジェクトごとに書くことで、アピールしたい部分に強弱をつけて訴求できるのが特徴です。例えば、自信のあるスキルや経験、応募する職種に関連性が高い職務内容はしっかり詳細を記載し、反対に関連性が低い職務内容は簡略化することで、読みやすくきれいにまとめることができます。
離職期間(ブランク)を目立たせたくないという方にも向いています。
- プロジェクトごとに職務経験や業務内容をまとめていく方法
- スキルや経験を訴求しやすいため、技術職などの専門職におすすめ
無料で職務経歴書テンプレートのダウンロードができます
職務経歴書は決まったフォーマットがなく、独自に作成しようとすると時間がかかってしまいます。
パソコンで入力して印刷できるExcelフォーマットとWordフォーマットの2種類の職務経歴書テンプレートをご用意いたしました。両方とも無料でダウンロードできますので、ぜひご利用ください。
職務経歴書は、ライバルとの差別化をはかるうえで最大の書類。ぜひご自身の経歴にあった書き方を工夫してみてください。